ソロプチミスト前橋40周年 奉仕活動の充実誓う 100人、歩み振り返り交流 前橋

 女性奉仕団体の国際ソロプチミスト前橋(布川敏恵会長)は18日、認証40周年記念式典を前橋市の前橋商工会議所会館で開いた。会員と関係者約100人が出席。女性の人権擁護や社会参加に取り組んできた歩みを振り返り、活動を一層充実させていくことを誓った。
 布川会長は「これからも会員一同、皆さまの助言をいただきながら活動していきたい」とあいさつ。来賓の山本龍市長は「女性の視線で社会を変えていく、その先導役として活躍してほしい」と期待を述べた。
 40周年を記念し、県赤十字血液センターの広報車や、萩原朔太郎記念館近くに御影石のベンチを寄贈したことなどを報告。上毛新聞厚生福祉事業団の「愛の募金」にも寄付金を贈った。
 会員らが活動の理念を表したソロプチミスト誓約を唱和=写真。式典後には祝宴が開かれ、出席者が親交を深めた。

◎国際情勢や改憲を語る 桜井よしこさん
 国際ソロプチミスト前橋の認証40周年記念事業として、ジャーナリストの桜井よしこさんの講演会「日本よ、のびやかなれ」が18日、前橋市のベイシア文化ホールで開かれた=写真。1300人の聴衆が耳を傾けた。
 桜井さんは現在の国際情勢で、核やミサイル実験で強硬姿勢を続ける北朝鮮に対する米国、中国の思惑を解説。日本の選択肢は日米同盟が最有力だとしたものの、「当てが外れる状況もあり得る。いつまでも頼ってはいられない」と強調した。
 さらに、憲法を改正し、自衛隊の存在を明記すべきだと主張。「日本人は穏やかで誠実ながら、子どもや孫、パートナー、祖国を守るため、いざという時は雄々しく立ちあがる民族。その心構えを持つべきだ」と持論を述べた。

(上毛新聞掲載 2017/05/19)
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