デートDV実情学ぶ ソロプチミスト県内クラブが合同研修


女性支援などに取り組む国際ソロプチミストの合同研修会が4月6日、前橋市の上毛新聞社で開かれた。県内4クラブから会員約40人が出席し、若者の間で増えている恋人間の暴力「デートDV」について理解を深めた。

 DV被害者の自立支援をしている認定NPO法人ひこばえの茂木直子理事長と、公益社団法人被害者支援センターすてっぷぐんまの犯罪被害相談員の長谷川佐由美さんが講師を務めた。
 茂木さんは5~6人に1人がデートDVの経験者という実情を紹介し、「自分一人で解決しようとしないで、警察や専門機関に相談して」と述べ、長谷川さんは「法制度が完備されても、人の心を癒やすのは人の心の温かさ」と訴えた。
 高校生へデートDVの啓発などを行っていることから、今回の研修テーマを選んだ。冒頭で、幹事クラブとなった国際ソロプチミスト前橋の森田光子会長は「今後の活動にフィードバックしたい」とあいさつした。
(2018/4/7掲載、上毛新聞記事より)