「女性研究者賞」に群大・井手野准教授

国際ソロプチミスト前橋(布川敏恵会長)は、女性研究者をたたえる2020年度「『女性研究者賞』クラブ賞」に、群馬大学数理データ科学教育研究センター准教授の井手野由季さん(47)を選びました。
 井手野さんは10年以上の長期間にわたってデータを蓄積し、初めて結果が得られる研究に携わってきました。今回は「閉経後ホルモン補充療法(HRT)と女性の健康」をテーマした研究およびデータ分析が評価されました。

【井手野さんコメント】
 このたびは、『「女性研究者賞」クラブ賞』をいただき、誠にありがとうございます。国際ソロプチミスト前橋の皆さまに、心より厚く御礼申し上げます。
近年、「ビッグデータ」などの言葉が一般的に用いられるようになり、「データ」に関する学問が注目を浴びています。しかし、質の高い「データ」を収集することは容易ではありません。私が関わっている研究の多くは、このような「データ」を長期にわたり蓄積して初めて結果が得られるコホート研究とよばれるものです。なかなか評価をしていただく機会がない中で賞を頂けたことは、非常に大きな励みになりました。今後とも、地道に研究を続けていきたいと思います。