国際ソロプチミスト前橋（布川敏恵会長）は、前橋市の児童養護施設「地行園」（高橋悦史園長）に入所する４～１８歳の５６人全員に図書カードを贈った。
　約２０年前から毎年この時期に続けている奉仕活動で、従来は高崎健康福祉大学高崎高等学校の有志生徒たちと訪問し、一緒に遊ぶなど子どもたちとの触れ合いを重ねてきた。昨年と今年は、新型コロナウイルスの影響により、子どもたちとの交流が中止となった。
　同園では今年、高校を卒業する６人が退所。1人が進学し５人は就職する。現在は一人暮らしに慣れるよう、施設の一人部屋で訓練中だという。一方、高校受験生は８人いて、半数はこれから受験に挑むと、高橋園長＝写真＝が近況を語った。
　布川会長は「来年にはまた子供たちと交流ができることを願っている。図書カードで好きな本や、必要な文房具を購入してほしい」と話した。