教師らの目が届きにくくなる夏休みを前に、国際ソロプチミスト前橋(布川敏恵会長)は7月7日、渋川市の群馬県立渋川女子高等学校(吉井靖明校長)に交際者同士の間で起こる「デートDV」の被害防止を訴えるカードを贈った。
布川会長ら3人が校長室を訪れ、県女性相談センターなど相談窓口の電話番号が記されたカードを1年生の各クラスの学級委員長に手渡した=写真。布川会長は「デートDVに気付くことが必要。自分で嫌だと言えないときは相談してほしい」などと話していた。
カードは1年生203人に贈られた。カードを受け取った西田彩夏さんは「被害を受けたとき、友達に相談しにくいと思うので、ちょっと違和感を持ったら詳しい人に相談したい」と話していた。
(上毛新聞掲載2021/07/09)
※SI前橋は、2010年度からデートDV防止の啓発活動に取り組み、希望のあった県内高校の1年生に夏休み前にカードを贈っています。2021年度は県立渋川女子高等学校をはじめ、共愛学園高等学校、高崎健康福祉大学高崎高等学校、県立勢多農林高等学校、県立前橋商業高等学校、樹徳高等学校、県立桐生清桜高等学校、前橋育英高等学校、市立前橋高等学校、県立前橋女子高等学校の計10校に、約3,000枚を配布しました。