国際ソロプチミスト(SI)のアメリカ連盟が制定する「夢を生きる 女性のための教育・訓練賞」で、連盟最優秀賞3人のうちの1人に、SI前橋(内田初枝会長)が推薦した県央地域在住の女性が選ばれた。
女性は、元夫の暴力に心身共に傷つき、死を意識するまでに追い詰められた。その境遇を打開するために勇気ある行動を取り、さらに社会的、経済的に自立するため、現在はアルバイトをしながら勉強に励んでいる。
日本東リジョン(1都8県86クラブ)で1位になり、4月に開かれた同リジョン大会表彰式で「幼い子どものためにも、一人の人間としてしっかり立って行かなければと自らを励ました。『夢を持ち、前に進む』ということが生きる活力になった」と決意を話した。
「夢を生きる」はSIアメリカが女性と女児の生活の向上を目指して世界的に取り組んでいるプログラムの一つで、1972年から毎年選定している。
貧困、DV(暴力)、離婚、配偶者の死など人生のさまざまな試練に遭遇しながらも、それを乗り越え、新たな人生を切り開こうとする女性の「夢の実現」を手助けするため、教育、技能、雇用機会の向上に必要な資金を提供する。
候補者はSIの地元クラブが推薦し、上部組織のリジョンで1位になった人が、世界20カ国28リジョンからなるアメリカ連盟の選考対象となる。
内田会長は「当クラブが夢の実現の足掛かりとして役に立ったことが大変うれしい」と話した。(上毛新聞社記事より抜粋)
国際ソロプチ米連盟 教育・訓練賞 本県女性が最優秀賞 試練越え自立に励む
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